またはインフォグラフィック。
数値や量を、グラフではなくイラストレーションや幾何学柄などを用いて直感的にわかりやすくしたもの。
誤解を恐れずに書くと「東京ドーム10杯分」と言ったらドームのアイコンが10コ並ぶ、みたいな感じ。
あるいは数の多少に合わせてイラストレーションのサイズが変えてある、みたいな感じかな。
一時期……2015年くらいに取り上げられることが増えた印象がある。(年に関してはうろ覚え)
ネット上でも一気にインフォグラフィックスが溢れ、「これからの時代はコレだ!」みたいなムーブメントが発生したのだけれども、作るのが面倒くさいのと、どんどん質が劣化してしまって「言いたいことはわかるけれどこれだったらシンプルに表と数字でまとめた方がいいんじゃないか」と思われるものばかりになり、いつのまにか下火になった。
(個人の感想です)
ちゃんと作れば効く、グラフィックデザイン/ウェブデザインの手法。アメリカの新聞社/出版社などは特に上手なイメージがある。
日本はダメダメ。
Twitterで見るインフォグラフィックスには萎えることが多い。
インフォグラフィックス作りましたと書かれた投稿が、全然インフォでもグラフィックスでもなかった、みたいなのを結構見かける。
デザイナーを名乗る人がそれをやってたりするので、精神的にクるものがある。
で。2025年1月現在。
インフォグラフィックスって言ってる人、一人も見なくなった。
流行り廃りで扱うと良くないよね、我々の業界は、みたいなことを思った。
ぼくらの業界としては、あたりまえのようにわかりやすく図案化するのがお仕事だから、わざわざインフォグラフィックスって言わなくてもあたりまえのように使ってるものなわけで。
だからあえて「インフォグラフィックス使いました」とは言わないんじゃないかなあと思ったりする。(個人の感想です)