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2019.1.8 | 四方山話

掃除したCCDをチェックする撮影散歩-2019年1月-その1

可動部に塗られたグリスの飛沫だろうか、Finepix S3ProのCCDに汚れが目立ってきた。(同時期に掃除したS5Proも汚れが目立ってきたので「そういう頃合い」なのだろう)

ニコンのクリーニングキットで掃除したが、APS-Cサイズのカメラは開口部が小さい。うまく掃除できているか、拭き漏れはないかなどをチェックすることにした日曜日。

とはいいつつも、お出かけの主目的は西宮の温泉銭湯だ。

最初の移動は大阪シティバスで

その日、バスは遅れていた。

住吉車庫から大阪駅までの区間を走る、大阪市の路線バスにしては長距離を走る62番。阿倍野や上本町は混むだろうから、多少の遅れは仕方がないところか。

バス停には「調整中」の表示。接近情報は出ないかもしれないな、と思いながらレリーズ。

バス停の画像

FUJIFILM FinePix S3Pro
SIGMA 30mm F1.4 EX DC

そういえば、大阪シティバスのウェブサイトはトップページに使われている写真がとても古くてびっくりした。

交差点名「今橋3」から「高麗橋3」の間で撮られたものだけれど、右側にある「オフィスデポ」は何年も前になくなったにもかかわらず写っている。

これはストックフォトの落とし穴ではないかと思う。(いや、もしかしたらストックフォトではないのかもしれないけれど)使う側が気にしなければ問題ないとはいえ、それでいいのか? そう思うのはデザイナーの習性だ。季節ごとに違う写真にするとか、そういった工夫は必要だと考える。ナショナルブランド案件ならクライアントや広告代理店からお叱りを受ける。

「予算は削るべき」「あるものは使う」というのは理解しつつも、モヤモヤは残る。平成も終わることだし、最近のものに替えることをオススメしたいところだ。

ウェブサイトのキャプチャ

キャプチャ: 大阪シティバス株式会社より引用
http://www.citybus-osaka.co.jp/

遅れているバスを待ちながら、すぐそばで咲いているピンクの山茶花を撮って気分を紛らせてみた。ピンクと書いてはみたものの、けっこう赤いな?

そういえばデザイン関係の本で「女性の言うピンクにはめちゃめちゃバリエーションがあるから注意しろ」と書いてあった。

うん、知ってる。

だけどついつい言ってしまう、ざっくりピンク。赤いけど。

山茶花の画像

FUJIFILM FinePix S3Pro
SIGMA 30mm F1.4 EX DC

もっと寄れるレンズを付ければよかったとか思ったが、お出かけ写真は試行錯誤しないモード。気軽に使えるレンズがいい。でも、光源の向きはもうちょっと考えればよかったかもしれない。

阪神電車に乗って移動する

郵便局に立ち寄ってから、阪神梅田駅へ。

特急が来たので乗車した。阪神に乗り入れしている山陽電鉄の、中央付近だけがクロスシートになっている車両だ。

座った瞬間ふわっと沈んだ。古いソファに昭和の残り香を思う。

せっかくのクロスシートなので「車窓に何かを置いたら旅感がアップする法則」に従って麦茶を置いてみた。

車窓のお茶の画像

FUJIFILM FinePix S3Pro
SIGMA 30mm F1.4 EX DC

......なんかイマイチだった。背景が地下駅では仕方ないか。

ちなみに、先日撮った「サンダーバードに緑茶」はとても旅感があってよかった。焦点距離の違いが影響しているのは否めないけれど。

車窓のお茶の画像

FUJIFILM X-M1
CONTAX G Planar T* 45/2

石屋川駅を降りておとめ塚温泉へ

御影駅で普通に乗り換えて、石屋川で降りる。改札口が東端に一つしかない、ちょっと苦行チックな駅だった。西行きの先頭車両に乗っていたら大変だ。

NTTのロゴよりでかい服屋さんの看板に引きつつ国道2号線を渡る。神戸は景観にうるさい印象だったのだけれど、そうでもないんだろうか。

NTTの画像

FUJIFILM FinePix S3Pro
SIGMA 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF

駅から10分ほど歩いて、おとめ塚温泉に着いた。

ここは銭湯だけど温泉が使われている公衆浴場。泡付きのいいぬるっとした湯が人気で、いつも人がいっぱい。たまに子供優待日があり、その時はとてもカオスな滞在になる。

松の内ということで門松が立てられていた。切り口1/3の位置に節を入れる仕上げで、製作者のこだわりが光る。

おとめ塚温泉の画像

FUJIFILM FinePix S3Pro
SIGMA 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF

この日はとても寒かったのでお客さんは少なめではないかと予想したのだが、温泉は足の踏み場がないくらいのお客さんであふれていた。読み間違えに苦笑いしつつ、1時間の入浴を満喫した。(続く)

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