Air Graphics
2017.6.15 | 写真ネタ

Contax Gレンズをデジタルカメラで使う。

コンタックスG1の標準レンズ「カールツァイス プラナー45mm f2 T*」をデジタルカメラにつけて、もう1年半になる。 思った以上に良い写りで気に入っている。時々開催される同級生の定例会という名の飲み会で使ってみたらえらく評判がいいので、毎回持参するようになった。

もしもG1のレンズが死蔵されていたら非常にもったいないと思ったので、少しばかりレビューを残しておこうと思う。

とは言うものの。

ちょっと検索すると、コンタックスG系ツァイスを他メーカーのカメラにつける記事がたくさんヒットする。ゆえにわざわざ書かなくてもいいのだけれど、安心材料はいくつあっても良いのではないかなと思う。

機材構成

基本的な疑問。メーカーが違ってもいけるの?

すごく乱暴に言うと使える。そのための条件を整えて使う。

具体的にはレンズマウントとフランジバックを合わせる、などと書くと難しそうだがアダプターを一つ咬ませるだけなので心配ご無用。

「レンズマウント」は、レンズとカメラボディをくっつける口金。メーカーによって大きさや形状、電気信号を伝える端子などが違い、「Fマウント」とか「Eマウント」とか名前がついている。

「フランジバック」は、口金からイメージセンサーまでの距離。長かったり、短かったり、これもメーカーによって違う。(※CCDとかCMOSの方式がある。日本語では撮影素子。昔のフィルムに相当する部分)

この口金と取り付け位置の違いを合わせるため、アダプターを使う。異なるメーカーのレンズとカメラをくっつけることができるシロモノだ。

正確にはマウントアダプターといって、純正メーカー以外から販売されているのが一般的だ。ぼくのレンズはKIPONという海外メーカーのマウントアダプターを介して、FujifilmのX-M1とつながっている。KIPONがどういう手合いのメーカーなのかさっぱりわからないけど、使えているから結果オーライ。

写り

とりあえず、作例がこちら。

素人でもビックリするくらい詩的に写る...ような気がする。しっとりとした空気感がある。

少しアンダー気味に撮ると、グッと色が乗ってくる。暗部が潰れて見える部分はCamera rawでRAWデータを調整すればいい。

とても薄いピントを楽しんでみたりする。ボケは自然で、しかもとてもキレイ。

個人的にFujifilmのXシリーズは情感に訴える写りだと思う。

Finepix Z3を使っていた頃に感じていた「なんともデジタルっぽい画像を吐き出すなあ」という印象は、X-pro1の登場以降すっかり影を潜めた。(X-pro1を持っていたのではなく、店頭でサンプルを触ってみた & メーカーサイトで画像を確認した結果なのだけれども、背面モニターに表示された画像は、なんともいい空気感だった。写っているのは煩雑な家電量販店なのに)

純正レンズFUJINONの描写力によるものだろうか?

そう考えてもみたが、レンズの実力を受け止められる撮影素子と描画エンジンがなければ成立しない。受ける側がタコではダメなのだ。

しかもXシリーズにはMマウントアダプターが純正品として用意されている。Mマウントは「ライカ」を筆頭とする超高額レンズ & 超めんどくさい顧客を抱えるレンズマウント。これに真っ向から挑むのだから相当の自信がうかがえるってもので、期待するなと言うほうがおかしい。

試してみないとわからないものに数万円払うのは勇気がいるのだが、ツァイスもいけるっていう妙な確信を持つのはごく自然な流れだった。

いまのところ、その判断は間違っていなかった。もしもコンタックスのGレンズをタンスの肥やしにされているようなら、一度お試しあれ。