レンタルポジフィルムの略。
連ポジではない。
広告、出版関連で使われることが多かった。
撮影できない案件で写真が必要になったとき、レンタルポジ屋さんで使用料を払い、ストックされたポジフィルムを借りるシステム。
フィルム全盛期にはよく利用されていたと思われる。
- PPS通信社
- アフロフォトエージェンシー
- カメラ東京サービス
- フォトニカ
- ボンカラー
などのブランドがあった。
基本的にライツマネージド扱いで、全盛期はロイヤリティフリーじゃなかった。
2025年現在は、ストックフォトと呼ばれることが多く、年寄りになればなるほどレンポジと呼ぶ。
つまり、死語のたぐいである。
レンポジをいまのストックフォトへと転進させたのは、アマナの力が大きいのではないかなと思う。
アナログからMacでのデザインへと変貌する過程で、レンポジはそのありかたを変えざるを得なかった。
「素材辞典」などが販売されるようになって、ロイヤリティフリー画像も取り扱う形態になり、現在に至る。
ロイヤリティフリー画像の定額制サービスが当たり前になった現代において、ライツマネージド画像の需要は極めて低いのではないかと思われる。
最近は生成AIもあるので、どうしても撮影しなくちゃと言えるのは、電通・博報堂クラスの大手か、あるいは地方でとことん表現をつきつめるクリエイターに限られるのかもしれない。