S3 Proに装着しているレンズは、主にSIGMAの 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF。
カメラのCCDがAPS-Cサイズなので、普通のカメラに換算すると焦点距離30mm相当の画角になる。まあまあ広角。
どのくらいかというと、両目で見た時の視野に近い範囲が写る。(35mmレンズが両目で見た範囲に一番近くて、片目の場合は50mmレンズなんだそうな)嫌味のない見え方で風景が切り取れると考えていい。
購入時期は忘れたけれど、安価で明るい広角レンズってことで購入した気がする。しかもマクロ領域があって被写体にググッと近づけるのがGood。
ググッと焼肉に近づく。浅いピントがイイ。
ググッと四川麻辣香鍋に近づく。
このレンズをネットで調べてみたら評価が芳しくない。特に片ボケに関する記事がひっかかる。
片ボケってのは読んで字のごとく、画面の片側がボケるという意味。フラットに写って欲しいのにそうならない。右側とか左側がボケるというか、流れるというか、そんな感じ。
中心部分がOKでも両端はNG、ってこともある。まあそのときは片ボケと言わないのだけれど。心当たりがあるような、ないような。
もしかして、コレか?
引きで見ると大丈夫っぽいのだけれど。
中央付近はOK。
右下を拡大すると、粗い。ブヨブヨだ。
♪ででーん、アウトー。中心部分に比べると、端っこが荒れている。
いや、しかし。
この写真は荒れているけれど、上の料理写真は荒れてない。被写体までの距離や明るさで違ってくるってことだ。
被写体が近距離ならOKで、無限遠周辺では荒れるのか? しっかり絞ると回避できるのか? F16ぐらいで試すのがいいのか?
そんな検証をする機会はあまりなかったので、これはいい時間だった。
ところで、このレンズはSIGMAのカタログから落ちていて、今は 20mm F1.4というオバケレンズが登場している。大口径にもほどがあるのだが、すっごくすっごく気になっている。
まあ気軽に買える価格ではないので手は出さないけれど、一度使ってみたいレンズではある。